恥ずかしながら、私は命名札が地域性のあるものだとは知りませんでした。
どの親戚の家に行っても壁に命名札がずらっと並んでいるのが当たり前だったので、全国共通の風習だと思っていたのです。
現在では九州や四国を中心に命名札の習慣が残っているそうです。
私はネット(某大手ギフトショップ)で出産内祝いを注文しようと考えていましたが、そのショップでは命名札の取り扱いがありませんでした。
そこではじめて命名札が当たり前ではないことに気づき、命名札を調達する方法を調べなければならなかったのです。
今回は、命名札の入手(作成)方法を解説します。
命名札つきのショップを利用する
メリット |
・無料サービスしてくれるショップもある ・渡し忘れがなくなる |
デメリット |
・命名札だけが欲しいときに対応できない ・完成形がイメージと違うというトラブルも |
いちばん簡単な方法が、命名札を作成してくれるショップを利用すること。
命名札が一般的な地域のギフトショップなら理解もあるのではないでしょうか。
ただし、実家から「〇〇さんへの内祝いは私が選びたいから命名札だけちょうだい」と言われたときなどに対応できないのが難点。
命名札をつけてくれるショップの例
なると小町用紙を購入して自分で作る
命名札の用紙を購入して文字は自分で書き入れる方法です。
楽天のお店の中ではこちらのお店が種類豊富です。
繁盛工房Amazonでも購入することができます。
パソコンで作成して印刷する
メリット |
・一度デザインを決めてしまえば簡単に増刷できる ・好きなデザインで作ることができる |
デメリット |
・用紙サイズの設定が面倒 ・プリンターによってはきれいに印刷できない |
命名札は形が特殊なので、手動で用紙サイズを設定しなければなりません。
特殊なサイズゆえにお手持ちのプリンターが対応していない可能性もあります。
そのかわり、自宅で気軽に作成できるのが魅力です。かわいいフォントを使ったり写真やイラストを入れたりと好きなようにデザインすることもできます。
命名札を販売しているササガワというメーカーはテンプレートを公開しています。
テンプレートを使って命名札を印刷する方法はこちら。

このサイトであれば用紙を購入しなくてもA4コピー用紙で命名札が作成できます。
手書きする
メリット |
・特技を生かすことができる ・あたたかみが出る |
デメリット |
・時間がかかる ・書き損じが多くなる |
筆耕を学んだことがあるなら自分で書いてしまうのもアリです。結婚式の招待状の宛名書きを自分でやった方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただし、子育ての合間を縫っての作業は思っているより大変かも。時間に余裕をもって準備しましょう。
外注する
専門業者に外注する
メリット |
・プロに命名札を作ってもらえる |
デメリット |
・お金がかかる |
多少お金がかかってもちゃんとした命名札を作りたいという方におすすめです。
印刷のほか、毛筆での筆耕に対応しているところもあります。
こちらのお店の命名札は印刷です。内祝いギフトを注文するときに命名札をつけることもできますし、命名札単品で購入することもできます。
ギフト工房愛来手書きにこだわりたい方はこちらのお店がおすすめです。
手書き文字の専門店筆耕屋さんフリマアプリで外注する
メリット |
・納期やデザインの融通が利く ・業者に発注するより安くできることも |
デメリット |
・取引相手の見極めが難しい ・出品者は素人であることから質もそれなりであることを覚悟しなければならない |
メルカリやラクマといったフリマアプリで命名札を販売している方から購入する方法です。
業者に依頼するよりも安く調達できる一方で、取引相手を間違えるとトラブルになることもあります。
プロフィールや評価を見て信頼できると思った方に依頼しましょう。
命名札を作成するときの注意
地域によって書き方が異なるので、どのような形式にすべきかリサーチしておきましょう。夫婦の出身地が違えば2通り準備しなければならないかもしれません。
- サイズ
- フルネーム/下の名前のみ
- 名前にふりがなをつける/つけない
- 生年月日を入れる/入れない
- 生年月日のあとに「生」をつける/つけない
- 続柄(長女、次男など)を入れる/入れない
- 黒文字/朱書き
最近はカラフルな台紙が選べたり赤ちゃんの写真を入れたりと様々な命名札がありますが、どこまで許容されるかは人によります。
おしゃれな命名札を作りたいときには、さりげなく親に確認することをおすすめします。
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