子育て四訓は子離れ指南でもある

子育て四訓をご存知でしょうか。

子育て四訓とは、山口県のとある教育者が提唱した子育ての心構えです。

  • 乳児はしっかり肌を離すな
  • 幼児は肌を離せ 手を離すな
  • 少年は手を離せ 目を離すな
  • 青年は目を離せ 心を離すな

「離すな」の部分が強調されがちですが、私は「離せ」も大事なことだと思うのです。

それぞれの時期に、親は何をすべきか

「乳児」「幼児」「少年」「青年」がどのくらいの年齢を指すかは定義もあるのかもしれませんが、私は子どもの発達を見ながら判断するものだと思います。

乳児:歩けるようになる前

自分では動くこともままならない時期です。

スキンシップを通して「この人は信頼していいんだ!」ということを肌で感じてもらう時期でもあります。

幼児:歩けるようになってから(1歳頃~)

ある程度安定して歩けるようになったら、いつまでも抱っこという訳にはいきません。

行きたいと思った方向に足を動かすのも心身の発達に必要な準備運動です。

ただし、この頃は興味あるものしか見えておらず、周囲の状況に気を配るほどの注意力はありません

危険があっても気づくことはできないので、親はまだ手を握っておく必要があります。

少年:幼児特有の衝動性が薄れてきたころから(5歳頃~)

早い子だと4~5歳頃から徐々に自制心がついてきます。

「危ないからやめておこう」という判断ができるようになったり、お母さんや先生の指示を聞いて行動したりできるようになります。

ただ、人生経験の少なさゆえに「危ない」という判断が甘いこともありますし、危機に陥ったときのリカバリー方法は身についていないため、まだまだ目を離すことはできません。

青年:自分のやりたいことを実現できるだけの思考力が身についたころから(小学校高学年~)

計画を立てて実行する」ということがおぼおぼろげながらできてくるのは、このくらいの時期かなと思います。

「習い事があるから〇時までには帰らないといけない。そのためには友だちの家を〇分前に出発しないと」ということができるようになれば、自立の第一歩と言えます。

このくらいの時期には、野外宿泊でオリエンテーリングをさせたり修学旅行で班別行動の時間を作ったりと、学校でもあえて先生の目を離すことがあります。

しかし、何かあったときに頼れる場所としての「親」「家庭」の役割は大きく、ある程度の行動の自由は確保しつつも心を離さない覚悟は必要です。

適切な子離れが子どもの自立を促す

いつまでも「離さない」でいると、子どもの行動範囲が広がりません。

親にとっても子どもにとってもそれはそれで「楽」かもしれませんが、子どもの交友関係を狭め将来の選択肢を減らす要因にもなり得ます。

「かわいい子には旅をさせよ」という諺もありますね。

最終的には

  • 子→親「いなくても大丈夫。でもたまに思い出す」
  • 親→子「なんかあったら言ってくるでしょ」

くらいの関係が理想かなぁなんて思っています。

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